生い立ち

片岡一生(カタオカカズイキ)
1988年長崎市生まれ。

幼い頃から外国への関心が強く、
特に海外経験の豊富な伯母から強い影響を受けた。

長崎の被爆歴史や信仰するカトリック精神も影響して、
平和に対する想いが強かった。

本原教会

貧困問題を人生のテーマに

転機は、中学3年の夏。
初海外になった上海での出来事だった。

このときの目的は卓球の試合に出場することだったが、
それより鮮明に残っている記憶がある。

市場の道端に落ちた野菜を拾って暮らすホームレス・チルドレンである。

彼らの様子を見て、
貧困問題の解決を通じて
世界の平和づくりに力を尽くしたいと思った。

アジア最大のスラム街にホームステイ

フィリピンスラム

高校2年生のとき
当時通っていた高校で、
フィリピン・マニラのスラム街で宣教活動をするアメリカ人神父の講演を聴いた。

私は初めて知った貧困の深刻さに興味を持ち、
彼に「私もスラム街に行きたい」とお願いした。

神父と連絡を取り合い、
大学2年次に現地へ向かった。

そこには、モクモクと煙の上がるゴミの山が点在していた。
通称スモーキーマウンテンと呼ばれる地域。

大学3年次も合わせて計5週間、
ホームステイをしながらホストファミリーとゴミを拾い集める生活を送った。

このとき感じた強烈な悪臭や、
寝床をゴキブリやネズミが走り回る光景は、
今でも忘れられない。

アジア最貧国の大学院に進学

トリブバン大学

その後さらに貧しい地域の実情を知りたいと思い、
アジア最貧国であるネパールのトリブヴァン大学大学院に進学した。

伊藤国際教育交流財団の奨学支援を受けて、
各地を精力的に調査してまわった。

ビジネスの重要性

ネパールスラム

ネパールでは、いかにビジネスが人々の生活を支えているかを知った。

仕事を求めて大量のネパール人が出稼ぎに行く。
パスポートの取得申請を行う外務省の窓口前には、
毎日長い列ができている。

国に仕事がなければ学習意欲も湧かず、
知的水準向上の妨げになっている。

ビジネスの拡充を通じて途上国の雇用創出に貢献したいと思った。

厳しい社会人生活

日本に帰国して経営コンサルタントになった。

入社したのは、株式会社船井総合研究所。
国内最大手の経営コンサルティング会社である。

船井総研

クライアントの90%が中小企業で、
業界の地域一番店を多数サポートしている。

現場主義をモットーとしているだけあって、
仕事は地道な業務が多かった。

日々の徹夜は当たり前。
体力の大切さを感じた。

ビジネスには成功する原理原則がある

ネスレ視察

入社して最も有意義だったのは、
ビジネスの原理原則を知れたことだ。

船井総研では時流適応・長所伸展・力相応一番主義など独自の経営法が確立されていた。
モデル事例を見つけて彼らの成功要素にコミットするコンサルティングスタイルにも共感した。

海外視察セミナーの責任者を務め、
100社以上の優良企業を訪問できたことは大きな財産になった。

コミュニティビジネスが持つ可能性

ONOMICHI U2

尾道のONOMICHI U2や能登にある春蘭の里、ロンドンのBOX PARKなどを訪問して、
コミュニティビジネスは途上国で役に立つビジネス形態だと思った。

沢山の人がビジネスに関わって、
収入を得られるよい仕組みを作ることができる。

開発学の分野では中小企業の振興策として、
「バリューチェーンの構築」や「産業クラスターの形成」が研究されているようだ。

小規模事業者が競争力をつけるには、
協働してビジネスに取り組める環境が不可欠だと感じる。

民間セクター開発には広く関心があるものの、
特にこの辺りの知識を深めていきたい。

イギリスで専門性を特化させる

2016年9月から、サセックス大学開発学研究所(IDS, University of Sussex)で留学生活を開始した。
あまりにも多様性のある学習環境に圧倒されている。

幸運にもロータリー財団のグローバル補助金奨学生になることができた。

留学期間は1年しかないが、
将来途上国開発分野で即戦力になれるように精進したい。

IDS Campus

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