歴史に付加価値をつける百貨店

ハロッズは、英国最大の老舗高級百貨店です。
1800年代に立てられた建物を今でも活かしながら、成長を続けています。
 
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同オーナーの息子は、ダイアナ妃と共に、意味深い交通事故により亡くなりました。
 
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三越と高島屋が、この百貨店をモデルにする理由がよく分かります。阪急百貨店のHankyu は、ハロッズのHarrodsを模倣したものです。しかしハロッズが得意とする「格式」や「揺ぎない自信」は取り入れできていません。歴史を売りにするのは、とても難しいと思います。
 
英国人は、伝統や歴史をとても重んじます。「あの格式あるハロッズの本店で買ったから、価値がある」といったように、歴史にこだわりがあり、それがブランディングに繋がっています。
 
 
一方、日本の企業は、歴史を活かしたブランディングが苦手です。国民性が影響しているかもしれません。
 
第二次世界大戦後、財閥は解体され、それまでの歴史を否定されるかのような教育が行われました。戦争を機に、時の流れがリセットされたといえます。だから、歴史を前面に押したブランディングを行っている例はあまり見かけません。
 
ハロッズは、歴史を売る好事例です。

  • コンセプトを明確に持つ。
  • 売り場と建物の歴史ひとつひとつに、ストーリーを持たせる。
  • (食品売り場の横に、高級ジュエリーの売り場があるのは、元々リヤカーで野菜などを売っていた名残で、それを1階の中心部に据えたいから)

  • 歴史に誇りと自信を持つ。
  •  

    最終的にハロッズを支えているのは、その歴史に対する社員の誇りです。社員に誇りを持って働いてもらう…ハロッズを歴史を通じて、それを実現しているのです。
     
    日本では見たことない、誇り溢れる売り場に感動いたしました。
     

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