日本人の宗教観が平和につながる

先週末から、慶應大で勉強している学生が、私のマンションで同居しています。

彼はインドネシアに留学経験があるトライリンガルで、
目的意識がとても高い。

インドネシアやイスラムの文化を沢山教えてくれます。
初めて知ることばかりで、刺激がいっぱいです。

彼の話を聞いているうちに、
日本人の宗教観をポジティブに捉えられるようになってきました。

フィリピン・インドネシアの一神教

私は今まで、「日本人には宗教心がないから、価値基準が曖昧なのかな」という持論がありましたが、
それが言うほど悪い側面ばかりではないと思い始めました。

フィリピンの国教はキリスト教、
インドネシアはイスラム教です。

この2つの宗教は、
一神教という共通した特徴を持っています。

私はキリスト教(カトリック教徒)の家庭に生まれたので、
セブ島に来てからも、
当たり前のように教会へ通っています。

そこで繰り返し説かれるのは、
「イエス・キリストこそ唯一の神」
だということです。

イスラム教もアッラーが絶対神です。
クルアーン(コーラン)の信者たち章(アル・ムウミヌーン)32節には、
次のように書かれています。

「われはかれらの間から選んだ使徒を遣わして言わせた。
『アッラーに仕えなさい。かれの外に、あなたがたに神はないのです。
あなたがたは(かれを)畏れないのですか。』」

一神教にない日本的寛容さ

宗教心を持つことはよいことですが、
一神教を全肯定してしまうのは、
他の神を信じる人を否定することに繋がります。

宗教間の争いを生じさせる原因です。

対して日本人の宗教観は、
何かを熱心に信じるわけではありませんが、
違う宗教を受け入れる寛容さがあります。

それぞれの宗教を客観的に見て、
柔軟に合わせることもできます。

平和につながる宗教観

大きな話になりますが、
平和は違いを認める姿勢から作られると思うのです。

キリスト教・イスラム教は、人々に心の拠り所を与えてくれますが、
それぞれを受容できる日本人の宗教観にも、
大きな価値があるなと感じました。

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