欲求レベルとマーケットの成熟度は比例する

これは結構当たり前の話なのですが、普段コンサルティングをしていても意外と忘れがちな視点です。改めてここで整理しておきたいと思います。 
 

マズローの欲求5段階説

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マズローは人間の欲求を5段階に分けて、低次から順に生理的欲求→安全欲求→社会的欲求→承認欲求→自己実現欲求としました。それぞれの欲求をもう少し分かりやすくまとめると以下のようになります。

  • 生理的欲求:生きていくための基本的・本能的な欲求(寝たい、食べたいなど)
  • 安全欲求:危険を回避したい、安心・安全な暮らしがしたいという欲求(住居、健康など)
  • 社会的欲求:孤独感を感じたくないという欲求(集団に属したい、仲間が欲しいなど)
  • 承認欲求:他者から認められたい、尊厳されたい
  • 自己実現欲求:自分の能力を引き出し創造的な活動がしたい
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    これらの欲求は、国家の経済レベルによっても異なってきます。
    ビジネスに当てはめるとすれば、各業界の導入期・成長期・成熟期・衰退期・安定期(=ライフサイクル)は、国民の所得レベルによって変わってくるということです。
     
    今日本におけるコンサルティングニーズは、医療・介護に移っています。中国では飲食業界におけるコンサルティングニーズが強く残っていますが、他方日本では同マーケットが安定期に入っているため、競争が熾烈でマーケットが成熟しきっています。そうなると、新規で飲食をはじめようと考える経営者が少なくなるため、コンサルティングニーズも減少します。国家によって、国民の欲求レベルが違うわけです。
    また、当然たとえば介護業界の中でもライフサイクルがあり、サ高住の需要が大きいときもあれば半日デイのニーズが高まる時期もあります。(同業界にあまり詳しくはありません)業界ごとのライフサイクルを見ることで、その成熟度も確認することができます。
     

    時流に対して素直になろう

     
    船井流経営法に、時流適応という考え方があります。世の中のニーズを汲み取ってビジネスを展開することで、儲けやすく社会の期待にも応えられるということです。私たちは、この時流に「素直」でなくてはいけません。「あのビジネスは誰がしても儲かる」、「業界が遅れているから、安月給で人材を採用できる」などと言って、時流のマーケットに進出できない言い訳を作ってはいけません。というのも、継続的に業績を上げている会社は、いつも成長期のマーケット・ソリューションを探しているからです。
     
    世の中の欲求に素直な人は、ビジネスで成功できるようになっていますね!

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