なぜWagamamaはイギリス最大の日本食チェーンに成長できたのか

イギリスで最も成功した日本食チェーン

イギリスで最も人気のある日本食チェーンといえばWagamamaです。

1992年に香港系イギリス人によって設立された同社は、
イギリスを中心に世界各国で140店舗以上を展開しています。

Wagamama

ブライトンにあるWagamamaを覗いてきました。

夕方18時にも関わらず、
10名ほどの行列ができるほど人気でした。
(席数は少なくとも80以上確認できました)

Wagamamaのターゲットは非日本人

Wagamamaの特徴は、
日本人に評判が悪く地元の人ばかりが足を運んでいることです。
今回訪れたお店でも日本人らしき客は見当たりませんでした。

日本人に人気がない理由は、
味が本物志向ではないからです。

Wagamamaの一番人気はカツカレーですが、
定番商品のラーメンはタイ風に仕上げられています。

メニューは日本料理だけでなく、
タイや中国などアジア系の料理が揃えられています。

品揃えを見れば、
Wagamamaがはじめから、
日本人をターゲットにした店作りをしていないことが分かります。

ローカル客を優先したWagamamaの経営判断

Wagamamaが支持される理由はここにあります。
同社はローカル客にターゲットを絞って多店舗展開をしました。

会社が設立された1992年当時、
イギリスであまり日本食は流行っておらず、
中華系・アジア系の料理が先に普及していたと考えられます。

そこでWagamamaは日本食をメインに提供するものの、
ローカルの人たちにとって馴染みの深い
アジア風味の料理を提供してきたといえます。

「何が日本食なのか」を知らない人たちにとって、
味が本物志向かどうかは重要ではありません。

それより「口に合っている」、「また食べに来たい」と思える料理・サービスの方が
求められている経営スタイルだといえます。

途上国支援は顧客に寄り添えているのか

途上国支援の世界では、
多くの知識人が本物志向のプロジェクトを実施しようとします。

しかし本物を知らない途上国の受益者にとって、
それが正解だとは言い切れない実情があります。

大切なことは、
彼らが幸せを感じられる手伝いに徹することです。

顧客に満足してもらうためには、
自らの尺度で物事を判断しないことが必要です。

Wagamamaは経営者が自らのアイデアに依存せず、
ローカルのニーズに応えたからこそ
イギリス最大の日本食チェーンに成長できたのだと思います。

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