フィリピン財閥SMとアヤラのビジネス比較

フィリピンの小売大手SMとアヤラ

SMグループは、フィリピン最大の富豪ヘンリーシェイが創業した流通企業です。
全国でショッピングモールやスーパーマーケットを多数展開しています。

他方アヤラグループは、フィリピン最古かつ最大のコングロマリットです。
多数のビジネスを運営していますが、
主要の一つがアヤラモールと呼ばれるモールです。

2社のビジネス戦略を比較する

2社ともフィリピン人誰もが知る巨大企業ですが、
それらの戦略には大きな違いがあります。

SMのビジネスは政府を巻き込む

SM セブシティ

SMグループは、国政府を巻き込んだビジネス展開が特徴的です。

昨年11月セブ島に、
SMシーサイド・シティ(SRP)という世界最大級のショッピングモールがオープンしました。
集客活動はこれから本格化します。

SRPの開発には、フィリピン政府が大きく関わっています。
現在セブ島とボホール島を繋ぐ44kmの大橋が建設中(日本のODA)で、
ボホール島からの集客も想定して、大きなモールを建設しました。

政府と大橋建設を交渉しそれを見越したビジネス戦略に踏み切ったわけです。

近いうちにセブ国際空港の拡張事業も実施されます。
おそらく、これもSMグループが関わっていることでしょう。

アヤラは自力で街を創る

アヤラセブ島

アヤラは政府との関係は薄く、
自力で街づくりを進めます。

巨大なショッピングモールを作り周辺に高層ビルを建設しながら、
さらにその周りに富裕層向けのコンドミニアムを立てます。

高層ビルでは金融機関やIT企業などハイクラスの人材が働くので、
モールにお金が落ちやすくなるという仕組みです。

ショッピングモールを核にした街づくりといえます。

フィリピンの消費の中心を支える

フィリピンは経済発展以上に人口増加が激しく、
インフラ整備が追いついていません。

よってインターネットのスピードが遅く、
オンライン・ショッピングが普及していないのです。

人々の消費の中心はショッピングモールです。

エアコンの効く施設の中でウィンドウショッピングを楽しむ人々もいて、
日常のエンターテイメントを支えています。

これから更にSMとアヤラの開発が進むのは間違いなさそうです。

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