参加型開発から主導型開発へ2ーコミュニティ開発委員会の設立

ネパールコミュニティ開発

住民主導の組織をつくる

People’s Processにおいて最も大切なことは、
「住民が自分たちでコミュニティを開発する」ということです。

そのため、彼らが主導となって構成する組織が必要になります。
Social Mobilizationの一環です。

国連ハビタットでは、この組織のことをCommunity Development Council(CDC)と呼んでいます。
日本語でいうと、「コミュニティ開発委員会」といったところでしょうか。

People’s Processは、委員会づくりからはじまります。

コミュニティ開発委員会の作り方

はじめに、「コミュニティの区画がどこからどこまでなのか」
地理的な境界線を認識しなくてはいけません。
現地の住民に協力を仰いで、開発専門家が決めることになるでしょう。

コミュニティの区画がわかれば、
世帯ごとにグループ分けをします。

おおよそ1グループ10〜15世帯単位で分けると、
その後のミーティングや行事がやりやすいかもしれません。

グループごとにリーダーと秘書を1名ずつ任命してもらい、
彼らの集合体を作れば、
それがコミュニティ開発委員会(CDC)になります。

コミュニティ開発委員会の主要メンバー選定方法

コミュニティ開発委員会ができれば、
その中から議長と副議長、秘書、会計係を選定します。

はじめに「議長または副議長いずれかは女性」などとルールを決めることで、
女性の活躍も促すことができます。

選定する際は秘密投票かコンセンサス方式になるでしょうが、
任命者に遺恨の残らない平和的な方法を採用するのがいいですね。

コミュニティ開発委員会の役割

開発プロジェクトは、このメンバーを中心に進めていきます。
初期段階では、

  • みんなが受諾可能なコミュニティの決まりごとを作る
  • 地元政府に登録申請する(当然、開発専門家は事前に政府と話し合いをしておく)
  • プロジェクト資金を管理する銀行口座の開設
  • 地域コミュニティ(CDC)との交流(後にフォーラムなど、共に情報交換の場を設ける)
  • などを行うことになるでしょう。

    外部の協力は正に最小限です。

    住民の力を信じて、
    彼らの自律性に委ねています。

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